コラム
コラムをご覧いただきありがとうございます!
Dr.トレーニングプラス 理学療法士の善積美直です。
私は、過去に理学療法士として病院での勤務をしておりましたが、生活習慣病による様々な病気で身体に障害を負ってしまった方と携わってきたのをきっかけに、 「予防医学」をトレーナーとして多くの方に伝え、「健康な人を増やしたい」という想いで、現在トレーニング指導やサプリメント開発をしております。
さて、今回は外出自粛により、生活様式も大きく変わった今、新型コロナウイルス対策も踏まえ、どんな栄養を摂り入れた方がいいのか?
という視点でコラムをお届けしていこうと思います♪
サプリメントのメリット
① 限られた栄養素だけ取り入れられる
サプリメントはその時々で必要な栄養素のみを取り入れる事ができ、余分な栄養素の摂取を抑えられるというのが一つのメリットです。例えば、たんぱく質を取り入れたい場合、食事から摂取すると肉・魚・卵類などがありますが、これらの食品はタンパク質だけでなく、脂質もセットになっています。たんぱく質は意識的に多めに摂り入れたいけど、カロリーを増幅させたくないという場合にプロテインなどは有効です。
② 低コスト
食事から必要な栄養素を取り入れるよりも、コストが抑えられます。例えば、ビタミンCを1gとりいれたい場合、食事からだと100gあたりのビタミンCの含有量が多いのはパプリカですが、パプリカでビタミンCを1g摂る場合パプリカを6個食べる必要があり、価格でいうとパプリカ1個あたり、約100円〜140円。1gのビタミンCを摂るのに600円〜840円かかります。それに対し、サプリメントではビタミンC1gあたり、私が飲んでいるものだと7円です。
③ 利便的
食事は生で食べられる食品から加熱調理をして食べるものなどがあり、手間がかかる麺もあります。その反面サプリメントは簡易的に摂取する事ができるため、利便性があると言えます。
④タイミング
サプリメントは食事より消化吸収スピードが速いため、時と場合によって効果的と言えます。例えば、トレーニング中は血中のアミノ酸濃度を高める事で効率的に筋肉の合成に繋がっていきますが、それがトレーニング中にお肉やお魚を食べて実現できるものではありません。EAAなどのアミノ酸のサプリメントは消化吸収時間が30分に対し、お肉やお魚は消化吸収に3〜4時間の時間を要します。結果、効果的なトレーニングを実現したい場合はサプリメントが有効となります
サプリメントの分類
まずサプリメントの分類についてお話をしていきます。サプリメントは大きく分けて2つに分類されます。
① 食事で摂り切れない栄養素を補うためのサプリメント
② エルゴジェニックエイド
下記にて詳しく説明していきます。
① 食事で摂り切れない栄養素を補うためのサプリメント
普段激しいトレーニングをする方、忙しくストレスが多い方などは、体内で多くのエネルギーや栄養素が必要となります。その中で食事から食べられる量には限界がある事や、食事の中ではカロリーの調整が難しかったり、栄養の偏りも生じやすいです。結果、栄養が不足する事で、トレーニングの効果が減弱したり、健康体の身体を維持するということが難しくなっていきます。また時間がなく食事を摂る時間がない・ダイエットで食事制限をしている方など、これもまた栄養不足となり、不定愁訴の要因となりうることもあります。そういった場合、たんぱく質やビタミン・ミネラルなど不足している特定の栄養素をサプリメントで補うというのは非常に効率が良い栄養のとり方と言えます。またトレーニングの効果を高めるという面では、時と場合によって食品選択をするという事が非常に重要となり、その詳細は後ほど説明をしていきます。
② エルゴジェニックエイド
エルゴジェニックエイドとは、アスリートやトレーニングをする方のパフォーマンスを向上する効果が期待できるサプリメントのことをエルゴジェニックエイドといいます。主要なサプリメントとしては、クレアチン・カフェイン・β-アラニンなどが、このエルゴジェニックエイドにあたり、これらのサプリメントを摂取することで筋力や持久力が向上したという報告があります。
まとめ
今回はサプリメントの分類やメリットについてお話をしていきました。最後にお伝えしたい事として、サプリメントは普段の食事がベースにあった上で補う「栄養補助食品」にあたります。日常の食事習慣をバランスの良い食事にしつつ、日常の中で補きれない栄養や時と場合によって使い分けをするという事が重要です!
[筆者] Dr.トレーニングプラス 事業部責任者
善積 美直
保有資格
・理学療法士
・栄養コンシェルジュ2つ星
[監修] 株式会社Drトレーニング代表取締役
山口元紀
保有資格
・BOC ATC (全米アスレティックトレーナーズ協会認定トレーナー)
・NASM-PES (全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス向上スペシャリスト)
・PRI Myokinematic Restoration
・PRI Plelvic Restoration
・IASTM
・NKT
・SFMA
・BTS
・保健体育科教員免許