COLUMN

コラム

【肝臓の数値】プロテインを飲むと肝臓の数値が上がる?

コラムをご覧いただきありがとうございます。
Dr.トレーニングサプリメント開発担当の豊田浩史です。


私は日本人の多くが予防にお金をかけず、治療にお金をかけることに強い疑問を持っております。
つまり、薬に頼りすぎているということです。
病気は外的要因などありますが、根本は普段の栄養摂取が大きく関係しています。
また、現在主流の西洋医学は現代人に栄養失調はないと決めつけている傾向があります。
このような流れを変えたいと思い、現在トレーニング指導やサプリメント開発に携わっています。
少し難しい内容もあると思いますが、健康のまま人生を全うしたい人は是非ご覧いただけたら幸いです。

概要

・ASTは骨格筋にも含まれているため、筋トレをすると数値が上がる
・プロテインを飲み始めるとビタミンB6の消費量が上がり、肝臓の数値が上がる
・プロテインを飲み始めたらビタミンB群のサプリメントも飲み始めると良い

今回は「筋トレと肝臓の数値」について解説していきます。
多くの人が筋トレやプロテインを飲み始めると同時に、お医者さんから肝臓の数値を注意されるというのは良くある話です。

そして、その原因を「筋トレは身体に悪い」や「プロテインは肝臓に悪い」と考えてしまい、やめてしまう人も少なからずいます。

しかし、それは誤った認識です。 筋トレを初めて肝臓の数値で悩んでいる方は、このコラムを読み終わった頃には晴れやかな気持ちになっていることでしょう。

筋トレをして肝臓の数値が上がるのは当たり前

そもそも肝臓の数値とは何でしょうか。

それは主に、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)のことを指します。
この数値が高いと肝機能異常や脂肪肝などが疑われます。

しかし、ASTは肝臓だけではなく「骨格筋(いわゆる筋肉)」にも多く含まれているのです。
つまり、筋トレをして骨格筋が分解するとASTも高くなります。

よって、ASTが高いのを肝機能の問題だけにするのは間違いなのです。
ALT単独で高い場合は肝機能に問題があるのも考慮しなければなりません。

プロテインを飲み始めて肝臓の数値が高くなるのは当たり前

トレーニングが肝臓の数値に与える影響を理解したところで次はプロテインとの関係性について解説していきましょう。

恐らくトレーニングを始めるとセットでプロテインを飲み始める人が大半ではないでしょうか。
プロテインの摂取によって肝臓の数値が上がった場合は、「ビタミンB6」不足が考えられます。

ビタミンB6は生体内でピリドキサルリン酸になり、アミノ基転移反応の補酵素となります。
簡単に述べれば、B6はアミノ酸を代謝するために必須ということです。

そしてASTとALTが働くにはビタミンBが必要となります。
タンパク質の摂取量が多くなればB6の消費量も上がるため、B6不足が顕著になり数値が上がるのです。

また、ビタミンB6はAST遺伝子の発現を抑制するため、B6不足はさらにASTを増加させます。

そのため、プロテインを飲み始めると当時にビタミンB群のサプリメントを摂取すると良いでしょう。
幸いにも、Dr.EAA STYLE MAKEにはビタミンB群が十分に含まれています。
少しは宣伝させてください、、、笑

※肝臓の数値が上がる以外には今回のコラム以外でも要因があります。そのため、心配な方は医療機関へ行くことをお勧めします。

[筆者]  Dr.トレーニングプラス 開発担当 豊田浩史
【保有資格】
・ADIDAS FUNCTIONAL TRAINER

【監修】
Dr.トレーニング CEO 山口元紀



【活動内容】
世界3大ミスコン公式トレーナー歴任
Dr.ストレッチ 技術監修
海外研修(アメリカやスペインのプロスポーツチーム帯同)

【職歴(インターン含む)】
Boston Red Sox
Tampa Bay Rays
KC Royals

【学歴】
日本大学文理学部体育学科(学士号)
Texas Tech University Health Sciences Center Athletic Training(修士号)

【資格】
NATA-ATC(全米アスレティックトレーナーズ協会認定トレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス向上スペシャリスト)
PRI Myokinematic Restoration
PRI Plelvic Restoration
IASTM(Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization)
NKT(Neuro Kinetic Therapy)
SFMA(Selective Functional Movement Assessment)
BTS(Barefoot Training Specialist)
SMBA (Spinal Movement and Breathing Assessment)
保健体育科教員免許

山口元紀ブログ🔻
https://drtraining.jp/blog/

 

BACK ALL COLUMN