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【Dr.Protein】高タンパク質食は腸内環境を太りにくい環境に変化させる

コラムをご覧いただきありがとうございます。
Dr.トレーニングサプリメント開発担当の豊田浩史です。


私は日本人の多くが予防にお金をかけず、治療にお金をかけることに強い疑問を持っております。
つまり、薬に頼りすぎているということです。
病気は外的要因などありますが、根本は普段の栄養摂取が大きく関係しています。
また、現在主流の西洋医学は現代人に栄養失調はないと決めつけている傾向があります。
このような流れを変えたいと思い、現在トレーニング指導やサプリメント開発に携わっています。
少し難しい内容もあると思いますが、健康のまま人生を全うしたい人は是非ご覧いただけたら幸いです。

概要

・高タンパク食はバクテロイデス門を増やす
・高タンパク食はアッカーマンシアを増やす
・プロテインを飲むことによって太りにくい腸内環境をつくる

先日弊社はDr.Proteinを発売しました。

そのプロテインに関してよく質問があるのが「プロテインは腸内環境に良いのですか?」や「プロテインと乳酸菌などを同時に摂取するメリットはあるのですか?」という質問がありましたので、今回は”プロテインが腸内環境に与える影響”について解説していきます。

プロテインは腸内環境を変化させる

結論から述べると、プロテインはカラダを太りにくくする腸内細菌を増やすことが分かっています。

近年になって腸内環境と肥満が非常に深く関係していることが判明してきています。(※1)

腸内環境の研究者の方などは「腸内環境を変化させれば体型が変化する!」と述べる方も少なくありません。
つまり、環境を整えることができれば肥満になりにくいカラダになると言うことです。

実際に、高タンパク食を行うことによってバクテロイデス門とアッカーマンシア・ムシニフィラが増加することが報告されています。(※2)(※3)

このバクテロイデス門やアッカーマンシア・ムシニフェラは痩せている人に多く、肥満の人に少ない腸内細菌であるといわれています。
簡単に説明すると、タンパク質の摂取量を増やすことによって腸内の”やせ菌”が増えるということです。

また、タンパク質摂取量が少ない菜食主義者の腸をカメラで観察すると、腸粘膜が薄い傾向があります。腸粘膜の材料もタンパク質ですので、このようなことからも腸内環境を整えるのにタンパク質が必須なのです。

近年は腸活が主流になってきましたが、日本人はタンパク質の摂取量が少ない傾向にあります。
そのため、弊社では不足しやすいタンパク質を摂取することができるシンバイオティクスプロテインを開発したというわけです。

プロテイン(タンパク質)+乳酸菌+食物繊維+グルタミン(消化管のエネルギー源)が含まれているのがDr.Proteinになります。
筆者も朝に飲んでいますが便通が非常によくなりました。

参考文献

(※1)Torres-Fuentes C, Schellekens H, Dinan TG, Cryan JF. The microbiota-gut-brain axis in obesity. Lancet Gastroenterol Hepatol. 2017 Oct;2(10):747-756. doi: 10.1016/S2468-1253(17)30147-4. Epub 2017 Aug 24. PMID: 28844808.
(※2)Wu GD, Chen J, Hoffmann C, Bittinger K, Chen YY, Keilbaugh SA, Bewtra M, Knights D, Walters WA, Knight R, Sinha R, Gilroy E, Gupta K, Baldassano R, Nessel L, Li H, Bushman FD, Lewis JD. Linking long-term dietary patterns with gut microbial enterotypes. Science. 2011 Oct 7;334(6052):105-8. doi: 10.1126/science.1208344. Epub 2011 Sep 1. PMID: 21885731; PMCID: PMC3368382.
(※3)Wang L, Jacobs JP, Lagishetty V, Yuan PQ, Wu SV, Million M, Reeve JR Jr, Pisegna JR, Taché Y. High-protein diet improves sensitivity to cholecystokinin and shifts the cecal microbiome without altering brain inflammation in diet-induced obesity in rats. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2017 Oct 1;313(4):R473-R486. doi: 10.1152/ajpregu.00105.2017. Epub 2017 Jul 19. PMID: 28724546; PMCID: PMC5668619.

[筆者]  Dr.トレーニングプラス 開発担当 豊田浩史
【保有資格】
・ADIDAS FUNCTIONAL TRAINER

【監修】
Dr.トレーニング CEO 山口元紀



【活動内容】
世界3大ミスコン公式トレーナー歴任
Dr.ストレッチ 技術監修
海外研修(アメリカやスペインのプロスポーツチーム帯同)

【職歴(インターン含む)】
Boston Red Sox
Tampa Bay Rays
KC Royals

【学歴】
日本大学文理学部体育学科(学士号)
Texas Tech University Health Sciences Center Athletic Training(修士号)

【資格】
NATA-ATC(全米アスレティックトレーナーズ協会認定トレーナー)
NASM-PES(全米スポーツ医学協会認定パフォーマンス向上スペシャリスト)
PRI Myokinematic Restoration
PRI Plelvic Restoration
IASTM(Instrument Assisted Soft Tissue Mobilization)
NKT(Neuro Kinetic Therapy)
SFMA(Selective Functional Movement Assessment)
BTS(Barefoot Training Specialist)
SMBA (Spinal Movement and Breathing Assessment)
保健体育科教員免許

山口元紀ブログ🔻
https://drtraining.jp/blog/

 

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